道を歩いていると一機の戦闘機が轟音を鳴らし飛んできました。
さらに続くようにもう一機。
青い空をバックに力強く飛んでいました。
そして白い雲の向こうへと消えていきました。
地面から青い空へ向かって飛び、白い雲を抜ける。
何ともかっこよく、この歳になって改めて「パイロットってかっこいいなぁ」
次は2機がピッタリとくっついて同じ早さで飛んできました。一歩間違えば大事故。
2機は寸分違わず、轟音を鳴らし飛んで行きました。
飛び去る轟音を聞きふと、『今聞いている轟音』に幸せを感じました。
なぜならその轟音に恐怖を感じることがないからです。
その昔は轟音と共に空襲警報が鳴り響き、安全ともわからない場所へと逃げ込んだことでしょう。
しかし現在はそれに怯える必要がありません。それどころか、飛び去る戦闘機をかっこいいなぁ。と思える余裕さえあるのです。
なんと幸せなことなんだろう・・・
この幸せをこの先もずっと・・・・
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