前回は願書の変更とその時の親の動きについて触れました。
今回は「伝記 小泉信三」から合格のポイントを見つけてみましょう。
「伝記 小泉信三」は読まれましたか?
今、必要なことを再度学ぶことができる内容です。
慶應義塾横浜初等部を受験される方だけではなく、色々な方に読んでいただきたい一冊です。
これができている子ども・大人は少ないと思います。
[意識していない。やっているつもり。やっている風]になっていると思います。
これは、とても重要なことです。
【意識すること】が、できていない。
子どもたちに聞くと「できています」と答えます。
しかし【意識】してやっている子は少ないと思います。
この【意識】が最終的には差にもなります。
子どもと会話をするときに、大人も子どもも顔を見ることを【意識】してみましょう。
生徒には、顔を見るではなく、常に【(目の)黒目を見ること】と伝えています。
これも実は今の子ども・大人でできている人は少ないと思います。
その中で「電車やバスの中で席を譲ろうと思い続けていることによってのみ、とっさに「どうぞ」という言葉が出てくるのです。」とあります。
合格=席を譲るではありません。
大事なのは、自然と「どうぞ」のように言葉が出ることです。
大人に動かされてやる子は多いです。
自然と言葉を出す、行動できる子は少ないです。
挨拶が一番わかりやすいですね。
自然と相手に伝わる気持ちのいい挨拶ができる子になること。
一日の始まりは挨拶からです。
■親に「挨拶しなさい(挨拶は?)」と言われてさせられる挨拶
→ロボットになるのでやめましょう。
■先生(親)から挨拶して、気が付く挨拶
→見本を見せることは大事ですが、ずっとこれはやめましょう。次に進もう。
■自分から挨拶するが聞こえない、誰に言っているかわからない。自信のない挨拶。または、挨拶したつもり。
→挨拶して素晴らしいですが、もったいない。あと一歩。
挨拶だけではなく、たくさん練習して自然と言葉が出るようになるといいですね。
これも【意識】が大事です。
合格への道のり①で紹介した合格した挨拶名人の子は、常に【意識】していたので、自然と言葉が出ていました。
黒目を見て話し、聴き、自然と言葉が出る子を目指してみてもいいと思います。
合格への一歩になることは間違いありません。
合格だけではなく、人生で得する人になります。
今から大人も子どもも【意識】をしていきましょう。
また「伝記 小泉信三」をまだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。
深く自分なりに読み解き、子どもの成長に役立ててください。
※この内容は、あくまでも私が本を読んで、自分なりに生徒たちに生かしたことです。
参考になると思った方は実践してみてください。
●「伝記 小泉信三」
●やっているつもりにならない
●意識をすること
●(目の)黒目を見て話す
●聴く、自然と言葉を出す、行動できる子
理英会二俣川校の教室長。
運動見本動画でもおなじみ。
ニックネームはゆず先生。
年長の難関コースαクラス・慶應ゼミ・暁星ゼミ・精華ゼミ・洗足ゼミなどを担当。
プライベートでは三人姉妹の父。
挨拶についての講、大変興味深く拝読いたしました。
・やっているつもりにならない
・意識をする
・目を見て話す
果たして我が子はできているだろうか、改めて考えさせられました。
現代は人間関係が希薄と言われています。おそらく挨拶も希薄になっていると思います。
しかし、挨拶は人間関係を構築する上でのファーストステップ。とても短い言葉ですが、そこには初対面の人とも友好な関係を築けることだまが宿っています。
日本語を母国語としない人から言われたのですが「日本語の響きはとても心地よくエレガント」に聞こえるそうです。そんな素晴らしい言語を母国語として持つことを誇りに思い、自然と言葉(挨拶)が出る子を目指したい、我が子に対して改めてそう思いました。