前回のブログから更新が止まってしまい、申し訳ありません。
再開させて頂きます。
大人は、「話を聞きなさい」と言いますが、意外と子どもは聞いています。
ただ、最後まで聞いていない。何かをしながら聞いている。要するに中途半端。
しかし、「聞く」いう言葉の捉え方の違いが、子どもと大人の間でおきています。
大人⇒最後までしっかり聞きてほしい。
子ども⇒聞こえているよ。
とズレがおきています。
その為、授業では、まず「きく」とは?の話をします。
・『聞く』より『聴く』
・『聞こえてくる』ではなく『聴こうとする』
【聞】音を耳で感じ取る。自然に耳に入ってくる。聞いて知る。
【聴】聞こうとして聞く。注意してよく聞く。 ※国語辞典より
「聴く」意味を理解させるために、大人は努力をしなくてはならない。
聴くという意味を理解させ、次のステップです。
次に大切なのは、聴く姿勢ができているか?
「姿勢ができて聴く」ことが学びのスタート。小学校とは、聴くことで学ぶ場所です。
聴くに強くする方法。それは、聴くことの大切さに気が付くこと。
まずは
A:姿勢⇒B:前を向く⇒C:見る⇒D:聴く(ここに来て学ぶがスタート)⇒E:考える
⇒F:最期まで解き続ける(やり続ける)⇒G:終わりの合図を守る⇒H:次に切り替えて、Aの姿勢へ
「聴く」意味を理解し、「聴く」姿勢ができることで、
大人のして欲しい「本当の聴く」ができるようになります。
それにより、子ども自身のミスが減り、自信にもつながります。
しかし、子どもは忘れていきます。
そんなときは、以下の合言葉を教えてあげましょう。
これは、子どもにも親にもとても分かりやすいです。
聴く事の意味の違いを伝え、聴く姿勢を学び、聴く方法を伝えています。
あ⇒あいてをよく見て
い⇒いい姿勢で
う⇒うなずきながら(なるほどと思う)
え⇒えがおで
お⇒おわりまでしっかり聴く
子どもも親も、覚えやすくてわかりやすいですね。
是非、覚えてくださいね。
また遊びから、聴くことの大切さ、会話を学びましょう。
糸電話は、必ず『話す人』『聴く人』に分かれます。
まさしく今の子ども達に必要な力を遊びから経験できる。
なんとなく『聞く人』は良く聞こえず、なんとなく『話す人』の言葉は届きません。
それを更に深く『聴く人』『伝える人』と考えてみましょう。
『聴く人』は、いつ相手が話すが耳を澄まして聴きに行く。集中して聴く。
『伝える人』は、はっきりとわかりやすく話す。長ければ途中で聴こえず、短すぎてもわかりにくい。
優しく元気よく、相手にわかりやすく話せるといいですね。相手の気持ちになって伝える。
遊びの中で、「聴く」と「伝える」の大切さを学んでくれるとうれしいです。
「聴く」を磨くだけで、子ども達は、どんどん輝いていきます。
是非、「話を聞きなさい!!」ではなく、優しく楽しく「聴く」ことの大切さを気が付かせてあげて下さい。
理英会川崎ルフロン校の教室長。
運動見本動画でもおなじみ。
ニックネームはゆず先生。
年長の難関コースαクラス、慶應対応クラス、慶應ゼミ、暁星ゼミ、年中共学難関クラスなどを担当。
プライベートでは三人姉妹の父。
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