2020年度冬期講習

青山学院初等部の入試では、個別形式の適性検査Ａと集団形式の適性検査Ｂがあります。本ゼミでは、運動や制作に毎回取り組み、指示を理解する力や工夫する力を伸ばしていきます。また、自分の考えを発表する経験を早い時期から積み、人前での表現力や聞くときの好ましい態度を学んでいきます。個別形式の課題にも段階を踏んで取り組みます。また、集団による口頭試問やペーパー課題にも取り組むことで、今の時期に必要な知識力や思考力を身につけていきます。

過去１０年間に出題された入試内容の中から特に出題頻度の高い課題を取り上げ、「模倣運動」「連続課題運動」「行動」「課題画」「課題制作」を練習します。授業は、各課題を進行する「○○博士」の話をしっかり聞き取り、好ましい取り組み方で活動することをねらいとして展開します。集団の中でキラリと光る個性を育て、ふざけずに、まじめに一生懸命取り組み、慶應義塾幼稚舎合格を目指します。

ペーパーでは過去の出題傾向を踏まえ、数量分野においては対象物が見えている問題での確実な操作、図形、推理分野を中心に基本の確認、定着を図ることを目標としています。講習を通して、「発問指示を１度で聞き取る力」の現状を確認しましょう。また様々な課題に取り組む中で、緊張感と高い集中力を維持して講習に臨めるようにしましょう。巧緻性課題や、個別面接課題、行動課題についても、３校に求められる特性を意識した課題を用意し、各課題が２回の講習でバランスよく取り組める内容となっております。

出題分野の広い学校です。ペーパーの内容は、基礎的なものからじっくり考えさせる問題、問題の意図を見抜かないと解けない問題など繰り返しの練習が必要です。毎回出題される話の記憶の解き方、シーソーからはかりの考え方、魔法の箱等の推理数分野などのペーパーを中心に巧緻性課題、運動を取り入れます。
他者との差がつく巧緻性・絵画・運動も基礎を繰り返し行うことで、自信をつけていきます。近年出題が続いている自分の体を書く宿題が毎回付きます。

脳を強くするために、推理や数分野等のプリントを毎回30枚使用します。各回ポイント課題を設定し、「なるほど」と納得しながら難易度の高い課題理解に挑戦します。プリントは2冊あり、2冊目はスピードのある内容になります。特に話の記憶、数量、推理に力を入れています。行動面は、自立力をポイントに、指示を聞いて自分で行動する「聞く力」を身につけます。また、基礎的な運筆力、はさみ等の道具も入れていきます。毎回、「歩く→スキップ→ケンケン→反復横とび」、「箸の練習」、「ねじる作業」にも取り組みます。

2019年４月に開校した東京農業大学稲花小学校の第３期生合格を目指す授業です。指導内容は、過去２年間に出題された課題を中心に、学校が公表している領域（A群）・単元（B群）の基礎的内容を幅広く経験しながら理解を深めていくペーパーテスト対策と行動観察対策（集団活動・運動的活動・自由遊び）で構成しています。また、学校が、「１年目、２年目の出題内容を見直して、３年目は出題します。」と公表していますので、どんな出題にも対応できる「土台作り」を目指します。

各回とも平面構成を中心とした課題や様々なパズルに取り組み、試行錯誤を繰り返しながらも、途中で投げ出すことなく最後までやりきる力と、幅広い発想力を育てていきます。絵画、制作課題を通じてイメージした作品をより具体的に仕上げる経験を積むとともに、質問を投げかけていくことで、『今、何をやっているのか。』　『何を作ろうとしているのか。』など、自分の言葉できちんと伝える練習に取り組みます。行動課題においては、複雑な指示を聞き、理解した上で行動することを学ぶとともに、協調性や豊かな表現力を高めていきます。

冬期講習では、基本範囲の確認を中心に、先生の指示をよく聞き、なるべく1度の指示で課題に取り組めるようにしていきます。行動では、小集団の友だちとの相談を通して、友だちとの関わり方や好ましい振る舞い、声の掛け方について学びます。巧緻性や面接など、時間をかけて習熟していく課題について、よいスタートがきれるようにしましょう。

過去の出題傾向に沿って、物語を聞いて答える課題を中心に、個別課題や運動課題に取り組みます。個別課題では、特徴ある解答方法に触れ、好ましい受け答え方を学びます。運動課題では、のびのびと大きく身体を使うことを意識して、摸倣体操や表現遊びに取り組みます。

過去１０年間の出題傾向から出題頻度の高い領域・単元の課題を練習し、早稲田実業初等部受験の「土台」を築いていきます。ペーパー課題・模倣体操・行動（生活課題）・課題画・個別課題・行動（自由遊び）に取り組みながら、各課題への好ましい取り組み方を身につけ、経験の幅を広げていきます。先生の指示をしっかり聞き取り、ペーパー課題では解答する鉛筆の色にも注意します。

行動（１回、３回）でペーパーに関わる実験を行うことでより理解を深め、その後2校の出題傾向にそったペーパー学習に取り組みます。運動では思いきり体を動かし、お友だちとの関わりを多くもつ中で協調性・自己アピール力を高めていきます。

「ペーパーテスト」の対策は、入試方法の特徴である(椅子に座らずに)立って課題を解答することに慣れ、記憶・数量・推理・構成・常識などの出題頻度の高い課題を繰り返し練習することで応用力をつけます。「行動テスト」「運動テスト」対策では、指示をよく理解する力・協調性・持久力などの総合的な力をつけることで、自信を深めていきます。