理英会合格実績

先輩ママ先生の受験こぼれ話

五感を刺激する方法2|お悩み編

  • 2017.03.27
  • お悩み編

前回、このブログで「五感を刺激しよう」と書かせていただきました。
今回は「料理で五感を刺激しよう」というテーマに絞ってお話させていただきます。

先日、理英会の年少クラスの授業でクレープを作りました。まずは道具の確認です。ボウル・泡立て器・さい箸・ホットプレート・はかり・おたま…。子ども達は何に使うのか、どうやって使うのか、真剣に聞いていました。次に材料の紹介をし、生地作りへ。小麦粉の匂いを嗅いだ時、ある子は「甘い匂いがしない」ことを発見しました。ホットケーキミックスとの違いに気付いたのでしょうね。そして少し固まっていた小麦粉が、ふるうことでサラサラになり「雪みたい!きれい!」との声もあがりました。砂糖を混ぜ合わせた小麦粉に牛乳を入れ、子ども達が順番に泡立て器で混ぜます。粉が飛び散らないよう加減しながらの作業です。時折、ボウルと泡立て器のコツンと当たる音がします。粉と牛乳を混ぜるのに最初は重たく「手が疲れる~」と言っていた子ども達。けれど少しずつゆるくなっていく生地に目が釘付けです。そこへ溶いた卵とバニラエッセンスも数滴入れ混ぜ合わせます。生地の完成です。

いよいよホットプレートで生地を焼いていきます。うっすらと油を引き、おたまですくった生地を丸く流し込みます。生地は少しずつフツフツと固まり、裏返して数秒で出来上がり。教室中、甘―い香りが漂います。子ども達は待っている間、どんな味か想像・期待し、食べてみて「やっぱり甘くておいしい!」と味を知ることができます。持ち寄ったフルーツや生クリームなどで飾り付けをし、生地に包んで手に持って食べることで「もちもちしている」と生地の触感を感じ取ることができます。

このクレープ作りだけで子ども達は「視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚」すべて刺激され、材料が変化していく様子を知ることができました。ご家庭でもお子さんを台所に呼び、一緒に料理をしてみましょう。例えば玉ねぎ。茶色い皮はパリパリしていること、切るとツーンと鼻を刺激するような匂いがすること、そのまま食べると少し辛さがあること、火を通すと透き通るような色になり、さらに炒めれば飴色になり、そうすると甘みが増し、生で食べた時とは味が違うこと。手を動かし、鼻で匂いを嗅ぎ、炒める音を聞き、食すことで様々なことを知ることができます。他にも、ハンバーグの材料を混ぜ合わせ、手で捏ね、形をつくり、フライパンで焼く。焼く過程で平らにしたはずのハンバーグがふっくらし、でも小さくなったような、そんな形の違いに気付き、赤みを帯びていた挽肉がだんだんと色を変え、食欲をそそるいい香りがする。肉汁と玉ねぎの甘みなどが口いっぱいに広がる…。

毎日台所に立つお母さんだけではなく、料理を通してお子さんの五感もおおいに刺激してあげましょう!

どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)

執筆者紹介

どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」

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