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慶應プロジェクト

<福翁百話>

知っていれば助かっていた!(福翁百話)

福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫 I 106-2)

福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫 I 106-2)

慶應義塾横浜初等部の願書には創設者の福澤諭吉の著作『福翁百話』を読んで、所感を記す指示がありました。

そこで、これからこの本を手にされる方のために『福翁百話』の中でも、子育て・教育に関する話を一話ごと取り上げて、要点を簡単にご紹介いたします。

今回は79話の要点を意訳してご紹介します。

無学は生死にもかかわる!

裕福な家の夫人が、まだ初老にもならないのに病気で亡くなってしまった。

この夫人はすぐにかかりつけ医に見てもらったのだが、これが草の根や皮を煎じた薬を飲ませる昔風の医者だった。

医者は昼夜付きっ切りで治療を進め、さらに鍼医、按摩も来て、近所の住人が進める売薬をもひそかに飲ませ、お祓いもしてもらった。

けれども、夫人はいっこうに良くならない。

そこで、いよいよ、このごろ話題の西洋医を頼もうとなったが、誰が良いか、Aは有名だが、家の方位が悪いなどといっているうちにさらに2日ほど無駄にした。

ようやく西洋医が来診したところ、家の者に始まって、鍼医、按摩、かかりつけ医が容体を同じように説明していくのに時間が取られた。

結局、医師がようやく見たころには、もはや手の施しようがなかった。

患者の病気は、急性の内蔵の炎症で、もし家風が学問を軽んじず、身体生理の知識を少しでも知っていれば、助かっていただろう。

人の世で最大の不幸、それは無学から生じるものの多いと知っておくべきだ。

まとめ

79話は、あるケースを通じて教訓的に学問の必要を説く内容でした。

現代から見ると、このようなケースはあまりないことでしょうが、知らないがゆえの判断ミスということは、様々な場面で今も起きているでしょう。

学問は日進月歩で進歩しています。

新たな知識を身につけることで、判断基準を更新していくことは大事なことに変わりないでしょう。

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