理英会合格実績

先輩ママ先生の受験こぼれ話

お仕事の話|知っ得編

  • 2017.09.19
  • 知っ得編
入試間近

「大きくなったら何になりたい?」「お父さん(お母さん)はどんなお仕事をしているのかな?」
小学校受験の面接で想定される質問です。こんな質問をされたら、お子さんは何と答えますか?
「なりたいもの」で多い答えは、サッカー、テニスなどのスポーツ選手や、乗り物の運転手や操縦士、警察官、消防士、宇宙飛行士、保育園や幼稚園の先生、看護士などでしょうか。存在が明確で、日頃からよく目にし、あこがれの対象となるものが挙がりますね。「わかりやすいもの」と言うこともできるでしょう。
「おうちの人の仕事」の場合も、「お医者さん」「学校の先生」など、わかりやすい職業であればそう答えるでしょう。でも、そうでない場合は、「○○○(有名な会社や百貨店の名前など)で働いている」とか「会社員」「サラリーマン」という答えになるかもしれません。今回のテーマはここです。親御さんの仕事のことを、もっとしっかりお子さんにお話してはいかがでしょうか?

 大好きなお父さん・お母さんがどんなことをしているのか、子どもはとても興味を持っています。お子さんが1~2歳だった頃のことを思い出してみてください。お母さんの真似をして買い物かごを手にし、スーパーをウロウロしたり、おままごとで料理をする手つきもお母さんそっくりではなかったですか?お父さんが携帯電話をかける様子を真似ていたりしませんでしたか?子どもは親の様子をじっと観察しているのです。それは職業についても同様です。ただ、職業の場合はお子さんの目に触れる機会が少ないので、親の方からお話してあげる必要があります。なぜその仕事を選んだのか。どこで仕事をしているのか。どんな人と会う仕事なのか。どんな話をするのか。どんなに人に役立つ仕事なのか、など。一見、わかりやすい職業でも、こういった話題になるとなかなか伝わっていないはずです。たとえば医者と言っても「病気を治す仕事」と伝えて終わりではなく、日々、どんなことをしているのか、この仕事の大事な点、どこがやりがいがあるのか、などいろいろな切り口はあります。こうした話を折を見つけてお子さんに話してみてください。

お母さんの仕事を説明する際、今、特に仕事には就いていなくて、いわゆる専業主婦だとしても、そこにはいろいろとお話できることがたくさんあるはずです。家族の健康を考えて献立を考えている、とか、肌着がふわふわで気持ちいいと勉強や仕事にも集中できるから、この柔軟剤を選んでいる、など、日常の家事の裏にもいろいろな配慮がある、ということを伝えることで、お子さんの好奇心を刺激し、家事に対する理解を深めることができるでしょう。

ただ、中には思いのほか無反応なお子さんもいます。でもそこであきらめないでください。今は無反応でも、この先、ふとした瞬間に思い出すものです。外出先で何かを目にしたときや、ぼんやり目にしたテレビをきっかけに、「あ、これ前に聞いたことがある仕事の話といっしょだ!」とか、「お父さんの仕事、こんな感じなのか」とシンクロすることは、かなりの確率であります。

このようにしてお父さん・お母さんの仕事の話から、さらに世の中に目を向けいろいろな仕事に興味を持てたらいいですね。夢が膨らんだお子さんは冒頭の質問にも、きっと自分の思いをキラキラした目で、語ってくれることでしょう。

ちなみに、面接試験の場では「サッカー選手!」「お医者さん」という単語だけの受け答えはよくありません。「ボクが将来なりたいのはサッカー選手です」「わたしのお父さんは内科のお医者さんです」のようにきちんとした文で答える必要があります。このあたりのことは理英会の授業でしっかり指導しますのでご安心ください。

余談ですが…最近の若者は進路を考える時、いわゆる花形の仕事に目が行きがちです。例えばメーカーであれば、商品企画に携わる仕事がいい、それ以外は毛嫌いする(きっと他の部署や仕事内容はイメージが沸かないのでしょうね)。サッカーが好きだからサッカー選手になりたいけど、技術が追い付かないからと諦めてしまう(他にもサッカーに携わる仕事や方法はたくさんあるんですよね)。

幼い頃にお父さん・お母さんが話してくれた仕事の話から、様々な人や物とが繋がっていることをイメージできていればそのようなことはなくなるのかもしれませんね。

どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)

執筆者紹介

どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」

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