夏空に広がる七色の架け橋、虹(にじ)。
7月16日は「なないろ(七色)」の語呂合わせから「虹の日」と呼ばれています。自然の素晴らしい現象について、お子さまと一緒に学んでみませんか?
虹ができるためには、二つの大切なものが必要です。それは「太陽の光」と「空気中の水滴」です。
雨が降った後に太陽が出てくると、空気中にはたくさんの小さな水滴があります。太陽の光はとても不思議で、実はたくさんの色が混ざっているのです。この光が水滴に当たると、水滴の中で曲がります。これを「屈折(くっせつ)」と言います。
そして水の粒の中で光が分かれることを光の分散現象と言います。
この屈折と分散によって、虹のような色の光の帯ができるんです。
虹を見るためには、太陽があなたの後ろ側にあり、前方に雨や水滴がある必要があります。太陽の光があなたの背中から出て、前方の雨粒に当たり、その光があなたの目に戻ってくることで虹が見えるのです。
虹を探すときは、雨が降った後に太陽が出てきたときが一番チャンスです。太陽を背にして、雨が降っている(または降っていた)方向を見てください。朝や夕方、太陽が低い位置にあるときには、より高く大きな虹が見えることがありますよ。
虹を見たとき、「虹の端まで行ってみたい!」と思ったことはありませんか?実は、虹の端に歩いて行くことはできないのです。それはなぜでしょう?
虹は、見る人の位置によって見える場所が変わります。つまり、あなたが見ている虹と、お友達が見ている虹は、実は少し違う場所に見えているのです。
あなたが動くと、虹も一緒に動いているように見えます。だから、いくら虹に向かって歩いても、虹の端にたどり着くことはできません。なんだか不思議ですよね?
環水平アーク
虹の日は、自然のふしぎや美しさを感じるきっかけになります。お子さまと一緒に虹を探したり、虹の工作をしたりすることで、科学への興味や創造力を育むことができますね。
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