みなさんは本を開いたとき、左右のページ数に何か特別なことがあるって気づいたことがありますか?実は、どちらかのページは必ず「偶数」で、反対のページは「奇数」になっているんです。これは本の作り方による決まりなんですよ。
お家の本を開いて、確かめてみましょう!どんな本でも同じルールになっているかな?
これからいくつかの楽しいなぞなぞで、この秘密についてもっと探ってみましょう。
問題1 ページ数を足してみよう(難易度 ★)
ある本のページを見たら、左が2ページで右が3ページでした。
2つの数字を合わせると
2+3=5
です。
同じ本の別のページを見たら、次のようになっていました。
6+?=
6ページと?ページの数字を合わせたら、いくつになりますか?
問題2 まちがいはどっち?(難易度 ★★)
続けて同じ本の別のページを見たら、次のようになっていました。でも、どちらかはまちがっています。上の本と下の本、どちらがまちがっているでしょうか?
まちがっているのは上の本と下の本のページのどっちでしょう?
問題3 ページ数の合計は?(難易度 ★★★)
同じ本の別のページを開いてみたら、左と右のページを足したら21でした。
★+☆=21です。
★に入る数字はいくつでしょう?
解説
絵本にはページ数がついていないものも多いですが、今日は身近な本から出題しました。
さて、みなさんは問題は解けましたか?本の中の数字の不思議を通して、偶数と奇数の関係や数の規則性を学ぶことができました。ぜひお家でも、本のページ数を確かめたり、身の回りの数字を探したりして、数の世界を楽しんでくださいね!
■本のページ数の規則
見開きでみると、本のページ数は、必ず偶数と奇数になっています。どちらが奇数でどちらが偶数になっているのか、どちらが小さい数字かで規則性がわかりますね。
■偶数と奇数のおもしろさ
偶数というのは、2人でぴったり半分にできる数。半分にできるからGood(ぐーっど!)
奇数というのは、2人で分けられない数。半分にできずに少ない方の人がキーッ!と怒るとおぼえてね。
■日常の中の数のルールを発見しよう
本だけでなく、身の回りにはたくさんの数学的な発見があります。時計やカレンダーは変わった規則性が見つかりますし、ドリンクを箱買いするといつも同じ本数ではありませんか?それってなぜなんだろう?と考えてみることが数字の面白さに気付くきっかけになります。
これからも好奇心を持って探してみましょう!
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受験算数につながる考え方を、身近なものを題材に、分かりやすくお伝えする、
アウトドア派の算数講師こばちゃん先生(小林義徳)がお送りしました!
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