夏休みの宿題がいらない理由とは?【神奈川新聞の理英会コラム】

理英会では神奈川新聞社から委託を受け、教育面に記事を作成しております。
今回はプログラミング教育について記事を作成いたしました。
ぜひ、ご一読ください。
こちらの紙面では、小学校の最新情報を今後もお伝えしてまいります。

神奈川新聞 2020年8月31日 朝刊掲載

多くの小学校受験者が訪れ、例年、数千人規模の来場者で賑わう「小学校情報フェア」も今年はオンライン開催になった。
オンラインのメリットを活かし、様々なコンテンツが揃う中から、今回1本の動画に着目した。
これからの時代に必須の能力とされるプログラミングICT(情報通信技術)教育の先駆者2人の対談だ。
対談したのは、相模女子大学小学部校長・川原田康文氏と、小金井市立前原小学校前校長・松田孝氏だ。
両氏とも校長自ら、プログラミングの授業を担当して、変革を進めてきたことで知られる。
川原田氏の授業はこのザ・チャレンジでも以前リポートしている。
そこで今回は松田氏に焦点をあてたい。

松田氏は2019年に校長職を辞した後、合同会社MAZDA Incredible Labを立ち上げ、現在、全国の学校を対象にプログラミング教育の普及に努めている。
そんな松田氏だが、過去のインタビュー記事がこの時季になると話題にのぼる。
「夏休みの宿題なんかいらない」という現役校長時代の記事だ。
一見突飛なタイトルだが、山梨大学の推薦入試問題にも取り上げられ、興味深い。
氏はそこで次のように語る。

ICTを活用すれば、教室の学びは家庭でも継続できる時代です。
そうすると、もはや宿題という概念は必要ありません。
また、義務的に課せられる宿題をやっているだけでは、これからの時代に対応できません。
個人の興味関心を伸ばす体験や学びをもっと重視していくべきなのです。
氏はこう語り、子ども自身の興味関心が追求できる教育としてプログラミング教育をあげる。
学びの多様さ、面白さがあるからだと説く。

対談では、プログラミング教育の必要性を別の角度から訴えていた。
子どもたちが生きる未来はサイバー空間と現実が一体となった世界です。
そこではコンピューターを通じて、自分の思いを表現する力が必要です。
その力こそ、プログラミングに他なりません。
子どもたちの未来に責任をもつ教育がモットーの松田氏、その熱意がひしひしと伝わってきた。

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