AIに負けないための診断基準は?【神奈川新聞の理英会コラム】

2018年のベストセラー本「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の著者・新井紀子氏が小学4年生の子どもたちを対象にモデル授業を行った。
新井氏は国立情報学研究所教授の数学者だ。2011年に発足した人工知能(AI)プロジェクト「ロボットは東大に入れるのか」の主導者として知られる。このプロジェクトで開発された「東ロボくん」という愛称のAI搭載のロボットが、2016年のセンター試験を受けたところ、上位2割に入る高得点だった。これは明治・青山学院・立教・中央・法政などの難関私立大学に合格できる実力だ。ところがこの東ロボくん、文章の「意味」は一切理解できない。読めずに解ける問題だけを解いている。そんな東ロボくんより入試の得点が低い受験生たちも、設問の文章が理解できないために問題が解けないそうだ。
この現実に危機感を覚えた新井氏は、AIの開発から一転して、教科書が読めない子どもたちの診断方法・指導方法の研究開発に取り組んでいる。
モデル授業で新井氏は定義文を書かせる指導を行い、次のように語った。
小学校高学年の学習において「○○は××である」という、ものごとの定義文が読み取れるかどうかは、その後の学習のカギになります。中学生になると、教科書内に定義文が出てくる回数が飛躍的に増えるからです。理科・数学(算数)では4~6倍に増えます。その一方で中学1年生は定義文を十分に理解できていないという測定結果が出ています。ここから見えてくるのは中学進学後、教科書の読み取りにつまづき、暗記に頼った勉強をするしかない子どもたちの姿です。子どもたちは問題を解く以前に問題文の意味が理解できていないのです。これでは人間はAIに負けてしまいます。
新井氏は現在、自身が開発した読解力を診断するテスト(リーディングスキルテスト)を学校現場に根付かせるため邁進している。目標は子どもたち全員を教科書が読めるようにして中学校を卒業させることだそうだ。今後の活躍にも注目したい。
(どんちゃか・理英会 薗田隆平)

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