④これからの発展
理英会で運動専科を担当してくださっているスポーツインストラクターの方に面白い話を聞きました。それは、「鉄棒ぶら下がりが苦手な子どもには綱引き遊びをさせるとよい」という話です。どうしてでしょう?それは綱引きの時に使う肩の使い方と、ぶら下がりの時に必要な肩の使い方に通じるものがあるからだそうです。
それから「ケンパができるようになるにはその過程で片足バランスができる必要がある」という話にも、言われてみればケンパの運動を分解するとその途中には一瞬ですが「片足バランス」が含まれていて、なるほどとうなりました。
ぶら下がりが苦手なお子さんに「がんばれ、気合よ!」と励ますだけでなく、さりげなくタオル引っ張り遊びを取り入れたり、片足バランス遊びを楽しんだ後にケンパをやってみたり、こんなしかけが全ての運動に対してできたらどんなにか素晴らしいでしょう。
それを追究していくと、この運動ができるようになるためには、あの運動ができて、その前には更にあの運動が元になっていて・・・とまるでダーウィンの進化図のようなものができるはずです。
授業内運動メニュー22は、現在は一覧のカタチですが、更に研究を続けていき、将来的にはその運動間の関連をうまく体系化できることを目指して参ります。
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