福翁百話から子育て・教育に関する話 (第27話)


福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫)

例年、慶應義塾横浜初等部の願書には創設者の福澤諭吉の著作『福翁自伝』を読んで、所感を記す指示がありました。

しかし、2020年度の横浜初等部の入試ではこれまでとは異なり、『伝記小泉信三』が課題図書に選ばれ、さらに2021年度の横浜初等部の入試では『福翁百話』に課題図書が変更されました。
そこで、これからこの本を手にされる方のために『福翁百話』の中でも、子育て・教育に関する話を一話ごと取り上げて、要点を簡単にご紹介いたします。
今回は27話の要点をご紹介します。

1.子たる者の心得
「この世に生きていく限りは、生きるのに必要な衣食を得るための労働をしなければならない。子たる者の心得は額に汗して働くことであって、資産家の家に生まれようとも相応の教育を受けさせてもらったら、成人した後は周囲の支援を辞退して独立自活すべきである」

2.財産を当てにするのは恥ずべきことだ
「父母の財産を当てにしてのんきに暮らしている者はたとえるとすれば、豚の子が成長して普通に餌を食べていれば十分なところを、母豚につきまとい、乳房をむさぼろうとしているようなもので恥ずべきことだ」

3.本来無一物
「大金持ちでも本来無一物と観念して、父母の援助を受けるのは成人するまでとして、自身の独立の意志を忘れないように」

4.まとめ
福沢が説く「独立自尊の精神」の根本には働いて生計を立て、個人が自活して生きていくことが前提になっています。

まず何より親の庇護下から独立することをすすめています。
この27話ではユニークなたとえなどを交え、繰り返し、親の財産を当てにすることを戒めています。
「独立」の二字を徹底することこそ、福沢諭吉が最も語りたいことでしょう。

親からすれば、子どもはいくつになっても心配なものでしょう。
福沢はここで親心をいったん置いて、成人した後のお子さんの姿を想像し、「個人」がいかにあるべきかという視点に立って語っています。
個人の意志を持ち、社会にあって独立した存在を保つことこそ、福沢は理想と説いています。

そのために親は子に何ができるのか、または何をしないのかと。
ほどよい親子関係とは、どのようなものかと一石を投じた内容です。

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